- HOME
- 各種試験データ
各種試験データ
Examination Data
各種試験データ
強度復元の検証
JIS A 1106(コンクリートの曲げ強度試験方法)を用いまして、MLR工法を施工したコンクリートと、コンクリート単体の曲げ強度を比較してみました。
横軸は、コンクリート単体の厚みと、MLR工法を施工した全体の厚みを表しています。
縦軸は、それぞれの最大荷重を表しています。


| 項目 | 単位 | 規格値 |
|---|---|---|
| MLR充てん樹脂 圧縮強度 |
MPa | 60 |
| 下水道用鉄筋コンクリート製組立マンホール JSWAS A-11(2005年)圧縮強度 |
MPa | 25 |
コンクリート単体で60mm厚の最大荷重は約5,000Nですが、それにMLR工法を施工した場合は約25,000Nと5倍程度アップします。
次にMLR充てん樹脂単体と一般のコンクリートの圧縮強度を比較すると、MLR充てん樹脂の圧縮強度は60MPaとなり、一般のコンクリート規格値の2倍以上を有します。
水密性の検証
外水圧水密試験により、MLR施工品は外水圧0.1MPaに耐えることが実証されました。
これにより、施工後の浸入水の防止ができます。

| 項目 | 試験結果 |
|---|---|
| 外水圧(MPa) | 0.1 |
| 試験時間(min) | 3 |
| 漏水の有無 | なし |
耐薬品性の検証
MLRモールドの耐薬品性は、日本下水道協会発行のJSWAS K-2の規格と日本下水道事業団発行のマニュアルに準拠して評価した結果、防食被覆工法の腐食環境下における耐薬品性規格を満足する性能を有します。
| JSWAS K-2 浸せき試験 | |
|---|---|
| 試験液の種類 | 規格値 |
| 蒸留水 | 質量変化率(0.3%以下) |
| 塩化ナトリウム水溶液(10w/w%) | |
| 硫酸(30w/w%) | |
| 硝酸(40w/w%) | |
| 水酸化ナトリウム(40w/w%) | |
| JS指針浸せき試験 | |
|---|---|
| 試験内容 | 規格値 |
| 耐酸性試験 10%の硫酸水溶液に60日浸せき |
ふくれ、割れ、軟化、溶出なし |
| 耐アルカリ性試験 水酸化カルシウム飽和水溶液に60日浸せき |
|
接着性の検証
MLR充てん樹脂とコンクリートとの接着性は、日本下水道事業団発行のマニュアルで示される品質規格に準拠します。

| 試験項目 | 単位 | 規格値 | |
|---|---|---|---|
| 接着強度品質規格 (充てん樹脂/モルタル) |
標準状態 | MPa | 1.5以上 |
| 吸水状態 | 1.2以上 | ||
耐久性の検証
MLR工法施工後、15年経過したマンホールの追跡調査を行い強度、防腐性、接着性共に、問題ないことを確認しております。

MLRグラウト ( Gタイプ )
試験結果
| 養生時間 | 付着材齢 | 付着強度(MPa) | 破断状態 |
|---|---|---|---|
| 3時間 | 24時間 | 平均1.59 | A100% |
| 7日 | 平均1.74 | A100% | |
| 24時間 | 24時間 | 平均1.59 | A100% |
| 7日 | 平均2.06 | A100% |
A:プライマーとグラウト界面破断
物性値
| 項目 | 基準値 | 試験方法 | |
|---|---|---|---|
| 練り上がり温度(℃) | 24℃ | ─ | |
| 練り上がり単位容積重量(kg/L) | 2.05 | ─ | |
| コンシステンシー(sec) | 7±3 | J14漏斗流下時間 | |
| 圧縮強度(MPa) | 28日 | 25以上 | JIS A 1108 φ50×100mm 水中養生 |
| 固着性(MPa) | 対コンクリート | 0.24以上 | 建研式付着試験 |
